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星綴 › 書籍(幕末以外)

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2006年10月14日

『茶々と秀吉』


秋の夜長に読書♪

おいらが大好きな作家、秋山香乃著。
『茶々と信長』の続編。
真っ直ぐに秀吉を愛する茶々。
一般的な淀殿(茶々)の悪女のようなイメージを覆すような作品だった。
前作の方が面白かったかなぁ。
次の『茶々と家康』に期待しよう。

大泥棒で釜茹で処刑になった事で有名な石川五右衛門が出てたのだけど、
読んでみると釜煎で処刑されてる。
ずっと釜茹だと思ってたので調べてみると
史実では釜茹ではなくて釜煎で処刑された説が強いらしい。

子供と同時に処刑された説もある。
 ◎自分が力尽きるまで子供を持ち上げてた
 ◎苦しまないように子供を一気にお湯の中に沈め、窒息させた
 ◎あまりの熱さに子供を下敷きにした

・・昔の処刑方法はほんと残酷だわ。(><)

余談ですが、八百屋お七が火炙りの刑になった鈴ヶ森刑場。
火炙りになると、焼け死ぬ前に立ち上る煙で大抵は窒息死するのだけど、
ここは海の風が晒される場所。
風に煙が散らされ窒息死できない。
あまりの熱さに気を失うのだけど、逆に、あまりの熱さに目を覚ます。
それを繰り返し繰り返し、最後には発狂するそうだ。  

Posted by 竜之介 at 00:00Comments(0)書籍(幕末以外)

2006年09月26日

大岡昇平 『野火』



ヤフオクを覗いていたら大岡昇平の『野火』と『俘虜記』を発見。
しかも2冊セットで90円。
安い!\(>▽<)/
前に薦められた事があって、機会があれば読みたいと思ってた本だ。

数日後、届くと『俘虜記』が凄くカビくさい・・。
早速、『野火』から読んでみた。
結核で隊から見放された兵士が主人公。
飢えにより人肉を食べる事に対し、色々を葛藤する。
作者自身、戦争を体験しているだけにリアルな表現が多い。

もし自分が当事者だったら。
人道的に食べたくはない。
気持悪くて食べられないとも思う。
・・が、やはりその場面に出くわさないと結局は判らないだろう。
読むと色々と考えさせられる作品だった。  

Posted by 竜之介 at 00:00Comments(0)書籍(幕末以外)

2006年04月30日

『憂国』


GW9連休の2日目。
いつも歴史本ばかり読んでるので、たまには違う物を・・と。
買った本は三島由紀夫の『花ざかりの森・憂国』。
とうとう手を出してしまった。
他にも漫画だけど『風雲児たち』9巻、←結局、幕末物
『特攻の島』1巻。←幕末じゃないけど歴史物。
・・ん?『憂国』も歴史物だなぁ。
ま、いっか(笑)。

『憂国』の感想。
幕末好きの為か、色々と切腹の場面の描写を読んでいるけど、
これほど衝撃を受けた切腹の描写は無かった。
なんかもう、自分が切腹してるみたい(笑)。
切腹の前の場面、読んだ人には判るだろうけど、
全然いやらしさが感じられない。
むしろ神聖な儀式といった感じかな。

『花ざかりの森』はまだ読んでません・・。
三島由紀夫唯一の自伝らしいのですが、
本人は「この作品は汚点」と言ってたそうなので面白そうですな。( ̄ー ̄)
  

Posted by 竜之介 at 00:00Comments(0)書籍(幕末以外)